
BACnetが利用可能になり、RAPIX DALI-2ゾーンコントローラにネイティブになりました。ライセンス不要で無料で使用できます。詳細は下記のアプリケーションノートをダウンロードしてください。
BACnet(ビルディングオートメーション / 制御ネットワーク)
BACnet とは、建物の自動制御システムのための国際標準規格です。
メーカーが違う機器どうしでもスムーズに連携できるようになります。空調、照明、防犯設備など、さまざまなビル設備の制御に対応しており、特定のメーカーに依存しないネットワーク構築が可能です。
BACnetは、ビルを効率よく管理するための通信の仕組みを提供していて、世界中、日本でも何十万もの建物に導入されています。
BACnet規格は、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)のBACnet委員会(正式名称:SSPC 135)によって開発され、現在も継続的に改訂・管理されています。
この規格は、国際標準(ISO:EN ISO 16484-5)や欧州規格(DIN EN ISO 16484-5:2017-12)として採用されており、多くの国でも国家規格として位置づけられています。
日本においては、電気設備学会がBACnet 2004の仕様をもとに、日本の仕様に拡張した「IEIEJ-G-0006:2006」を発行しており、国内のビル制御システムはこの仕様に基づいて運用されることが一般的です。
近年では、ビル同士のネットワーク接続の広域化や、環境問題への対応が重視されるようになり、
BACnetの活用は、より一層重要性を増しています。
現在、BACnetは「ビル管理・制御分野における事実上の標準(デファクトスタンダード)」となっており、
大規模なオフィスビルだけでなく、中小規模のビル、地下街、ホテル、空港など、さまざまな施設で幅広く利用されています。
相互運用性:
BACnetは、異なるメーカーの機器を共通の言語で接続できる規格です。
空調、照明、セキュリティなどのインフラ設備を、特定のメーカーに縛られることなく自由に組み合わせて使うことができます。
マルチベンダーによる理想的なビル管理システムを実現できます。
コスト削減:
オープン プロトコル(言語)
国際標準規格(ISO)。世界中で共通の仕様が保証されています。拡張性に優れており、将来の拡張や変更に柔軟に対応できます。
ビルシステムの「オープンシステム化」が可能です。
